株式会社ダーウィン カーコーティング・
プロテクションフィルム専門店

メルセデスベンツ Cクラス モール研磨 コーティング

欧州車モール白濁研磨作業とモールコーティング施工になります。

メルセデスベンツのモールによくある白濁が気になるとご依頼いただきました。モール研磨作業及びコーティングを施工する一連の作業について詳しくご紹介します。モールの白濁は見た目の印象を大きく損なうだけでなく、放置するとさらなる劣化の原因となります。早めの対処が重要です。

1. 劣化したモール白濁の研磨作業

(1) 状態確認

モールの状態をチェックし、白濁が特にひどい部分を特定します。この時、目視で確認し、どのくらいの深さの白濁かを調べます。

(2) 研磨剤と道具の選定

白濁除去には、適切な研磨剤とペーパーが必要です。今回は中程度の研磨力を持つ研磨剤と、ポリッシャーで仕上げました。

(3) 研磨作業

まず優しくモールをペーパーにて削っていき表面をある程度整えてからポリッシャーを使用して、均等に研磨します。この際、下地が出ないよう注意し、段階を踏んで様子を見ながら進めます。白濁が徐々に取れてくるのを確認します。

(4) 完了後の確認と洗浄

研磨が完了したら、モールの状態を再度確認します。左側が研磨前、右側が研磨完了後になります。白濁が除去されたことを確認し、残った研磨剤をしっかりと水で洗い流しコーティング作業に移ります。

3. モールコーティング施工

(1) コーティング剤の選択

モールの保護のためには、耐久性が高く紫外線や汚れに強いかつ透明感がありながら、効果的に保護してくれるTEVOシリーズのモール専用のコーティング剤をインストールいたします。

(2) 下地処理

モールが完全に乾燥したら、コーティング剤がしっかりと密着するように、モールの表面を軽く脱脂します。これにより、コーティングの効果が最大限に引き出されます。

(3) コーティング剤の塗布

コーティング剤をモール部分に均一に塗布します。マイクロファイバークロスを使用し、ムラが出ないように注意しながら、全体に広げていきます。

(4) 硬化時間の確保

コーティング剤を塗布した後は、指定された時間だけ硬化させます。このプロセスでは、コーティング剤がモールにしっかりと浸透し、保護効果が高まります。

4. 施工後の確認と仕上げ

施工が完了した後、モールの状態を最終確認します。白濁が完全に除去され、美しい光沢感が戻ったことを確認できると、達成感があります。また、コーティングによって紫外線や汚れからの保護が施され、これで安心して愛車を楽しむことができます。

~モールプロテクションとの比較~

モールコーティングとモールプロテクションフィルム施工の比較

 モールの劣化を防ぐために選択肢として「モールコーティング」と「モールプロテクションフィルム」があります。それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。

1. モールコーティング

メリット:

  • 高い耐久性: セラミックやポリマー系のコーティング剤を使用すると、紫外線や酸性雨、洗剤などによるダメージに対して非常に高い耐性を持ちます。
  • 透明感: コーティングは透明であるため、モールのデザインや色味を損ねずに保護します。
  • 艶感向上: コーティングにより、モールの艶が増し、新品のような輝きを持続させることができます。
  • 手入れが簡単: コーティング後は、表面が滑らかになり、汚れが付着しにくくなるため、メンテナンスがしやすくなります。
    デメリット:
  • 耐久性の限界: コーティング剤には寿命があり、経年劣化により必要に応じて再施工が必要です。
  • 施工プロセスが手間: 事前の下地処理や塗布作業が必要であり、施工には時間と技術が求められます。
  • 外的ダメージへの脆弱性: コーティングはあくまで表面保護であり、強い衝撃からは守り切れない場合があります。

2. モールプロテクションフィルム

メリット:

  • 優れた物理的防御: フィルムは厚みがあり、石飛びやスクラッチ、UV光からの保護に優れています。特に外的衝撃に強いです。
  • 長持ち: 設計によっては、10年にわたって効果を持続することができるものもあり、耐久性が高いです。
  • 柔軟性: フィルムは柔軟性があり、複雑な形状にもフィットしやすく、施工が可能です。
  • 塗装面の保護も可能: フィルムを使った場合は、モールだけでなく、周囲の塗装面にも保護効果があるため、効果的な保護が実現できます。
    デメリット:
  • 費用が高い: 専門的な施工が必要であるため、初期投資が高くなることがあります。
  • 施工時の注意点: フィルム施工には特に正確さが求められ、ホコリや微細なゴミが施工に影響することがあるため、施工環境が重要です。
  • 視覚的な影響: フィルムが透明であっても、施工が不完全な場合や経年劣化により黄ばみが生じる恐れがあります。

まとめ

モールコーティングとモールプロテクションフィルムはそれぞれ独自のメリットとデメリットがあります。選択は、愛車の使用環境や好み、予算によって異なります。以下のポイントを考慮して選ぶと良いでしょう:

コストを重視する方: 初期投資が少ないものを求めるなら、モールコーティングが適しているでしょう。
最終的には、車の特性や用途に合わせて、最も効果的な保護方法を選ぶことが大切です。どちらの方法も、モールの美観と寿命を延ばすための良い選択肢ですので、自分のニーズに最適なものを選びましょう。

頻繁に洗車やメンテナンスを行う方: モールコーティングの方が手入れが楽かもしれません。

極端な環境にさらされることが多い方: モールプロテクションフィルムを施すことで、より強固な物理的保護を得ることができます。

今回の施工を通じて、メルセデスベンツのモールは見違えるほど美しさを取り戻しました。愛車のモールの状態が気になる方、また今後のメンテナンスに関心がある方は、ぜひご相談ください。あなたの愛車がいつまでも輝き続けるお手伝いができることを心より願っています。